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音楽、音楽、そして音楽、とスタッフと出来事と、少々・・・♪

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 本日、無事終了しました。

紆余曲折があって、年内のホール公演は無くなりましたが、とりあえずスタートはここでと決めていたようで。

小倉の娯楽の殿堂「ケイトミュージック」さん。

正直、自分のパートナーを褒めるような記事を書くことはほとんどありませんが、今回は大変素晴らしい形なったと自負しております。
まずは年明け、松下氏の年内の行動表と関連の合間をぬって、段取りの調整。
その際、何を中心におくか?今回はずばり「南半球」、とりわけ南米でした。
以降、色々なものでアプローチをはじめ、様々な方々とのご縁で、従来の弱点であったポイントの克服はもちろん、圧倒的に費やしたのは文化に対する音楽ありかた、感性の拡大でした。
合間で池田氏に話を聞き、若手との練習でバランスの再確認を行いつつ、かたやブラーボ氏のレッスン、関連のある音楽の方のライブ、とりわけ近場の存在で最も影響の大きいトリオロスファンダンゴスの皆様、などなど。

曲の解釈以前に、曲の組み立てとバランスに重点を置いた結果、ギターの補助機能を増設か?と思っていた矢先の松下氏の更なる進化に驚きつつ、当日を迎えました。

正直にクラシックギターとピアノでデュオなんて事が、どれ程馬鹿げた構成か?
それは経験者であるからこそ言える反面、見落としている可能性もまた大きいものでした。

ともかく、まず松下氏の圧倒的な進化と前進、東京から北部へフォルクローレの木下氏と関わりのある方々とのツアー、これによる飛躍的な成長と、その後の細やかな分析によるギターそのものの音のあり方の変化、これは大きな特徴であり、これに並ぶ演奏形式にお目にかかったことは今までありませんでした。素直に「楽器」対「音楽」との向き合い方に切り替えたせいか、クラシックという足かせが必要無くなった部分での自由度は圧倒的です。ピアノの轟音の中でも存在を十分にアピールできる事、これがどれ程の所業かは直接聴いていただく以外ありません。
そして、ケイトミュージックという類稀な空間で、そこで耳の肥えたギャラリーからの視線と、何よりも「南米系」を中心とした幅広いジャンルに対応しているピアノに助けられました。もちろん、越智さんによる調律は絶対的ですが、それは普段の使われ方と、演目が合致したときに最大の効果を発揮します。いくら品が良くても、起き上がり、もしくは限られたジャンルの曲であれば、楽器も特化したものになります。よって、最大広域での音の雄大さを逃す事は、じつはしばしば問題視されている現象であり、最も大きな問題は、それを所有者が理解していない事です。この部分の問題が一切クリアーであり、なおかつ南米主体、それはピアノにとって有利な展開でした。

 今日までに関わってくださった大勢の方々に感謝しています。
おかげさまで、ようやく形式としては落ち着く土台が見えたと言える物に仕上がりました。もちろん、松下氏あっての話ではありますが、その側面に寄りかかることなく走れるピアニストとして一人歩きを始められるようです。もっとも、次回以降の環境で、どのような問題が発生するかは不明ですが、少なくとも今までのような混乱は無くなったと思います。

 最後に、今日と言う日を待ってくださったお客様、皆様へ感謝。
それが何よりの収穫だったと思います。

次回は年明けて1/20に福岡市のCafe楽屋にての予定です。
詳細分かり次第お知らせいたします。

お楽しみに♪



G&P ~ 南半球からのたより ~
2011年11月23日(水・祝)
開場14:00 / 開演14:30

【出演】 
 松下隆二(ギター)
 岸本麻子(ピアノ)
   
【会場】
ケイトミュージック
福岡県北九州市小倉北区大門2-3-6
葭本(ヨシモト)ビル1F
093(561)8314
http://www.kate-music.com/

岸本麻子BLOG
http://miniyz.blog68.fc2.com/blog-entry-381.html
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【2011/11/24 02:31】 | 出来事(イベント偏)
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