音楽、音楽、そして音楽、とスタッフと出来事と、少々・・・♪

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12月24日(火)
Open 19:30/ Start 20:00

Bar Adoriano(バーアドリアーノ)
福岡県福岡市中央区平尾2-15-3
TEL 092-531-6880

■flautista de choro Naomi Kumamoto
ショーロ・フルーティスト 熊本 尚美 (from Brasil) Pianista
http://www.naomikumamoto.com/

■Asako Kishimoto
ピアニスト 岸本 麻子
http://minisama.web.fc2.com/

Choro(ショーロ)は、「サンバ」や「ボサノヴァ」などすべてのブラジル音楽の源流です。
リオデジャネイロ在住の熊本尚美が、本場の生きたサウンドとお話を
岸本麻子との共演でお届けします。

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今月上旬に日本へ一時帰国された熊本尚美さん。
ブラジルはリオに生活の拠点を置きつつ、あちらでブラジルの方々に「ショーロ(Choro)」を教える生活を送られているそうです。

日本人がブラジル人にブラジル本国の庶民派音楽を指導、布教しているの図。

ちょっと意味がわからないかもしれませんが、彼女のお仕事の様はそのような事のようです。
在住10年目。
何か?の目的があって滞在は聞きますが、生活の拠点を移す事は並でありませんし、決断、行動、金銭と思われがちですが、じつは柵が一番の問題だったりします。その辺を問題無く解消出来るお人柄が、演奏家として今日の様を表しているかと思います。


 さて、ステージですが、おおよそ「ショーロ」なるものが何か?との質問に、「ブラジルの庶民的な音楽で、これは・・・」と解説しても、なかなか理解は出来ないと思います。

 単純に、ブラジルが国家として形成されていった過程で生まれた、異民族文化の交流(先住民族(ネイティブ)と奴隷制の末裔(黒人)とポルトガル人(白人)と他国文化(スペイン、他欧州国)によって、半ば試験的に生まれたジャンルが合わさって各地に形成されたもので、したがって「誰が?」や「いつ?」という問いかけは愚問なんです。時間も人も何時しか出来上がった中に存在し、そして記憶して流れている物のようですので、こと日本人のお勉強的な姿勢で考える「歴史観」では、なかなか見当が付かない、もしくは解釈しづらい物でもあります。義務教育の成果という反面、そのせいで台無しな価値観も共存しているため、何かの「権威的位置づけ」を示さないと「理解への窓口が開けない」のが今の社会現象なんでしょうか。少なくとも、クラシック的思考では難解なもの?と思われるようです。

 長い前ふりですが、でもそんなものなんですね、これ。
その中でも、楽譜化された音源を持ち、かつ広く普及された物を取り上げた形ですので、今回を含め、これが全てですというものは、物理的にありえません。何しろ、このジャンルと言わず、あの時代に「楽譜」なるものが存在したのは、識字率を含めたある一定の生活階層のみですから、庶民派である以上、欧州の例えば「ラマ(ロマ)」のヴァイオリンや、アイリッシュセッション等と同じく、口頭や現場での融合で成り立ったもののようです。

 そしてある時期(正確にはブラジル経済が好調期から下り坂に入るころ)から国外との交流が密になり、しかしその中の作曲者達の拡散は、全てがアメリカと言っても過言ではない状況に流れ、その狭間でかのボサノバがアメリカでデビューします。ところが、どうやらその作曲者は「新しいショーロ」を作りたかったらしいという噂もあるようで、大衆により受ける文化というフレーズが必要で、ネーミングが変化したのではないのでしょうか?というここは全くの憶測ですけども。

 そんな時代の変化の中で色々な庶民の生活を垣間見る音楽、そうまとめられると簡単ですが、この分岐期にサンバのリズムなど比較的認知度の高い音楽にも同じ傾向がありますので、全てまとめて「ブラジル史の片鱗」と片付けさせていただきます。

 で、本題。
この変動期間、ピアノは存在してますが、維持云々で異様にお金がかかるし、メンテナンスの職人が極めて少ない!という弱点を持つ楽器ですので、なかなか人前で、まして個人宅は・・・。さらに移動が困難なものですので、演奏出来る方々に作曲の条件が限られております。とはいっても、名曲は多く、しかしながら近隣で披露される事は稀ですが、最近は全楽譜無料公開!な~んていう太っ腹な方もいらっしゃるようで、その中から数曲と、定番の編曲などを合わせてのステージでございました。特に今回のピアノ連弾、ある種のフレーズで聞き覚えのある方も少なくなかったと思いますが、曲名は伏せますが、あのフレーズは某スカラムーシュそのもので、じつは平行期にはラグタイムなども逆輸入されたようで、ワルツ的なもがあったりで、意外と幅が広いなと思った次第です。

 時代の変化を受け入れつつ、主に地元リズムにそれを装飾する作業は、じつは南米の傾向に多くあるようで、お隣アルゼンチンのタンゴなどもそんなものがあったり、しかし、楽譜で読み込むと何故か違うリズムで演奏されて・・・あれ?という話をよく聞きますが。

 毎日の暇つぶしの娯楽であり、コミュニケーションの場。だから楽器を演奏するという発想より、集まるための理由付けの行為の総称が「ショーロ」かもしれません。ただし、純粋な音楽です。礼儀もあれば作法もあります。まずは好きになるからはじめる事だと思います。今の日本に限らず、娯楽も電子的な物も増えすぎましたし、それを選択(洗濯)する能威力も必要ですが、思いっきり原点回帰で、超アナログ思考で、生音を扱える環境に身を投じてこそ、得られるヒントがあるのだと思います。電気もガスも水道も何もかも無い素の世界で見える音、生活感、これれを感じ取れる事が、一歩目に近いのでは?

そんな感じの、しかし純粋に綺麗な音楽だったと思います。

 ツアー、まだまだ続いてますし、年明けは関西からさらに関東方面まで。
詳しくは熊本さんのHP、そして関西はショーロの総本山!と呼ばれるショビショバのHPなどを参考に、皆様ぜひ足を運んでくださいませ。
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【2013/12/25 18:07】 | 出来事(イベント偏)
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